2016年2月29日月曜日

2/27と音楽活動休止のこと

というわけで皆様ありがとうございました。昨日、無事にバンドを辞めることができました。ボーカリストとしてはやっぱり不甲斐ない内容だったけど、昨日見た景色は、今までやってきたことが間違いじゃなかったって思うのに十分でした。今までで一番。来てくれた人、出てくれたバンド、本八幡サードステージ。本当にありがとう。感謝しかありません。何回でも言わせてください、本当にありがとう。
バンドもとい音楽というもの始めて6年。この年数を長いとするか短いとするかは人それぞれ感じ方はありますが、僕は短いと思っています。たった6年。本当に濃い、6年でした。
白金祭実行委員会というバンドを解散し、半年くらい弾き語りをやり、再びバンドを組む決意をした。メンバーを探して回り初ライブが更に半年後。またメンバーが抜けたりして小休止期間はあったけど心意気バンドとしては3年ほど活動しました。たしか最初は新井・ザ・ライアー&心意気バンドという長い名前だったっけ。

ライブ中MCでも言ったけど、嘘じゃありません。トリ前に出てくれたラバーズアンドガバーズを見ていて、初めてサードステージに来た日のことを思い出した。何もかもわからぬまま、下手くそな歌とギターで 俺に気付け!と叫んだ。
あの時と何が変わったかなぁって、考えていた。今でも歌とギターは下手くそだ。努力してもこの程度だった。そして相も変わらずまともなことは歌えない。基本的には負け犬の歌。だけど、だけど。
あの時から変わったことは、俺の周りには紛れもなくあなたがたがいることだと思った。シンプルに感謝を伝えなくてはと思った。邪念はなくどんな曲でもありがとうとずっと伝えるつもりで歌った。やっぱり下手くそだったけど。
ずっと自分のためにバンドをやってきた。だけど恥ずかしながら活動休止が決まってからのライブ数本、ずっとあなたがたありきで考えていた。本来最初からそうあるべきであろうに、最後の最後、そんな基本的なことに漸く気付いてしまった。そして出会えて良かったと思った。メンバーにも出てくれたバンドにも世話になったライブハウスの人にも来てくれた人にも来れなかったけど行きたいと言ってくれた人にも、心意気バンドに1ミリでも関わってくれた全ての人に、この文字ばかりのクソブログでも伝えさせてください、本当にありがとうございました。
どんな形になるかはわかりませんが、音楽を信じている限りまた会えると思っています。約束なんかしないけど、いつか会えると信じています。音楽は死なないから、何人もの人がずっと歌ってるって約束してくれたから。その時はまた笑顔で、素敵な音楽が彩ってくれるあの場所で。
大丈夫。俺達には音楽がついてるんだから。お前はお前のままでいい、自信をもってくれ。

音楽家として最後に伝えたいのはそんなこと。今日からはただの音楽ファンになります。ある意味、やっと対等になれます。それはそれでとても楽しみです。
6年間少しも無駄だったとも思っていないし決断に悔いはありません。音楽家として、最後に、バイバイ。
ファンとして、これからもよろしくね。また。